日経平均株価とは日本の株式市場の代表的な
株価指標の一つですが、これまでの最高値が
いくらだったのか気になりませんか?
ここでは、日経平均株価の史上最高値や、
日経平均株価の推移をご紹介します。
日経平均株価の史上最高値は3万8,957円
日経平均株価とは、セブン&アイ・ホールディングスや
ユニー・ファミリーマートホールディングス、
高島屋、丸井グループなど、日本を代表する225社
(225銘柄)を対象にしたもので、
株価を銘柄数で割って平均値を出し、
過去からの連続性を持たせるための
特殊な修正を加えたものです。
日経平均が下がれば、日本を代表する
225社の株価が下がっている、日経平均が
上がれば、日本を代表する225社の株価が
上がっているということがいえます。
これまでの日経平均株価で最高値を出したのが
いつだったかというと、1989年です。
1989年に、日本は史上最高値の「3万8,957円」
をつけています。この時はバブル絶頂期で、
冬のボーナスは満額などと非常に
景気の良い時代でした。
夜間なかなかつかまらないタクシーを止めるために
1万円札を振るというバブリーなエピソードを
聞いたことがあるかと思いますが、
実際にこの光景がよく見られたというほど
景気が良い時代でした。
この時期の東京証券取引所の大納会で、
上がりに上がり続けた日経平均株価が、
3万8,957円という最高値をつけたのです。
しかし、年が明けた後にバブルが崩壊し、
猛烈な勢いで株価も下落しました。
浮かれ気分もつかの間にバブルは
崩壊していきます。
3万8,957円という4万円近くまで
上昇していた日経平均株価ですが、
たったの1年余りで半値にまで
下がってしまったのです。
株価の下落と共に、不動産やゴルフ会員権などの
価格も暴落し、景気は
ますます悪化していきました。
日経平均株価の推移
日経平均株価とは日本の株式市場の代表的な
株価指標の一つで、日経平均株価の上昇は
日本経済全体の活性化に繋がっていきます。
一般的に株価が上がるとものが売れるように
なるので、経済が活性化され、お金が
どんどん回るようになります。
株価が上がるとものが売れるようになる
理由の一つに、株で儲けた投資家がその利益で
高額商品などを購入することが挙げられます。
お金が回れば百貨店の売上が伸び、
景気回復につながっていきますし、
日本の景気が回復すれば、会社の業績も上がり、
サラリーマンの給料UPなども期待できるのです。
・1日最大の上昇幅
- 1990年10月2日、
+2,676.55円 終値22,898.41円 (+13.24%)
史上最高値をつけた翌年で、バブル景気が
崩壊しかけていた時期なのと、前日に
2万円を割り込んだ反動と、橋本龍太郎大蔵大臣(当時)の
株価対策発表により、このような上昇幅が見られました。
・1日最大の上昇率
- 2008年10月14日、
+14.15% 終値9,447.57円 (+1,171.14円)
世界的な金融危機が起こっていた時期で、
前週に1週間で3000円以上下落していた反動に加え、
取引前日に相次いで発表されたG7各国の
金融危機回避策が好感されたため、
このような上昇率が見られました。
ちなみに、
上昇率2位は1990年10月2日で、
3位1949年12月15日、
4位2008年10月30日、
5位1987年10月21日と続きます。
・1日最大の下落幅
- 1987年10月20日、
-3,836.48円 終値21,910.08円 (-14.90%)
東証1部銘柄の約49%がストップ安となりました。
ちなみに、1日最大の下落率が見られたのも
1987年10月20日でした。
まとめ
日経平均株価の最高値や、日経平均株価の
推移をご紹介しました。
日経平均株価に注目してみるとよりニュースが
理解できるようになったりするので、
是非チェックしてみてくださいね。