先物取引って何?どんなリスクがあるの?

投資の世界にはさまざまなものがあり、

価格の決まっていない、

未来の株を取引する「先物取引」というものがあります。

先物取引とはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、先物取引についてや、

先物取引のリスクについてご紹介します。

先物取引についてわかりやすく解説

先物取引とは、将来の予め定められた

期日に特定の商品(原資産)を、

現時点で取り決めた価格で売買することを約束する取引で、

株取引とは違い、取引できる期間が決まっています。

株取引では、その企業が存在する限り

いつまでも株式を保有しておくことが可能ですが、

先物取引には期日があり、

期限になれば自動的に決済されます。

もちろん、期間内であれば

いつでも売買することができます。

ちなみに先物取引の場合、

最長1年程度となります。

株取引で資金が必要となるのに対して、

先物取引は証拠金と呼ばれる担保を差し入れて取引を行います。

信用取引のようなもので、

先物取引は証拠金に対して

数十倍の取引を行うことができる

レバレッジを利用することもできます。

10万円の証拠金で、

レバレッジを10倍かけると

100万円の取引ができますが、

その分損失が拡大するリスクもあります。

先物取引では「売り」から

取引を始めることもできます。

相場が上昇すると予想したときには

「買い」から取引を始めますが、

相場が下落すると予想した場合には

「売り」から取引を始め、

予想通り相場が下落すれば、

「買戻す」ことで利益を得ることができます。

上昇局面と下落局面の両方で

利益を追求することができるのですね。

ちなみに10~30倍程度の

レバレッジをかけることができます。

レバレッジのレベルに比例して、

ハイリスクハイリターンとなるので、

慎重になりたいところです。

価格変動が大きいものが多く、

ダイナミックな値動きが期待できるので、

わずかな時間の間でも大きな利益を

追求できる機会があるところが

先物取引に魅了されるひとつでしょう。

10~30倍程度のレバレッジを

かけることができる先物取引市場では、

売り戻し / 買い戻しなどが頻繁に行われて

極端な値動きをしますが、

値動きを調整する役割も果たしています。

先物取引のリスクとは?

・企業が倒産する可能性もある

個別銘柄に投資する場合、

企業が倒産してしまう可能性もゼロではありません。

投資するにあたって、

そのリスクも考慮しておく必要があるでしょう。

日経平均株価(日経225)のようなものだと

倒産リスクを避けることができます。

・元本が保証されていない

株取引と同様に投資資金の元本の保証はないので、

慎重な投資をしましょう。

株はその企業が倒産しない限り

株の価値がゼロになることはありませんが、

先物取引は何倍ものレバレッジをかけることができるので、

予想と反する値動きをした場合に投資資金が

ゼロもしくはマイナスになってしまう可能性があります。

・ハイリスク

先ほどの通り、先物取引は何倍ものレバレッジを

かけることができるので大きな利益も期待できます。

しかし、予想と反する値動きをした場合に

投資資金がゼロもしくはマイナスになってしまう可能性があります。

少額の証拠金で多額の取引ができるのは魅力的かもしれませんが、

ハイリスクであるということを頭に入れておきましょう。

できれば余裕資金からはじめるのを強くおすすめします。

まとめ

先物取引についてや、

先物取引のリスクについてご紹介しました。

先物取引は大きな利益も期待できますが、

予想と反する値動きをした場合に

投資資金がゼロもしくはマイナスに

なってしまう可能性があるのですね。

先物取引に興味があれば、

リスクを把握した上で挑戦してみましょう。