「FX」というのを聞いたことはありませんか?
投資のひとつとして知られているものでもありますが、
具体的にはどんなものなのでしょうか。
ここでは、FXについてわかりやすく解説していきます。
fxとは?基礎知識をご紹介
FXとは外国為替証拠金取引のことで、
英語では「Foreign eXchange」と言うことから
「FX」と呼ばれるようになりました。
為替レートの変化を利用しながら
お金の売り買いをするもので、
ドルやユーロなどの外国通貨(為替)を
交換・売買した差益を目的とした金融商品です。
通貨の価値は1米ドル=120円だったり、
121円だったりと常に変動していますよね。
この価格変動に着目したものがFXで、
取引は数多くの通貨の組み合わせで行うことができます。
ちなみに、日本円を
外国の通貨に換える取引を「外国為替取引」といい、
日本円を米ドルに換えることを
「ドル買い」あるいは「円売り」と言います。
例えば「1米ドル=110円」で買ったドルを
「1米ドル=120円」で売ったとすれば、
10円の利益が出ますよね。
これを為替差益と言います。
為替差益の出し方には、
安く買って高く売る方法と、
高く売って安く買う方法の2パターンあります。
常に通貨の価値は変動しているので、
どちらも利益を狙うことができます。
また、FXの特長と言えば、
レバレッジをかけられることです。
レバレッジとは、
担保となる手元の資金の
何倍もの金額の外貨を取引できることで、
10万円の資金で10倍のレバレッジを使うと
100万円の取引が可能になるというものです。
何倍もの利益を出すことが可能なのですが、
その分何倍も損益を出してしまうリスクもあります。
FXは「ハイリスクハイリターン」だ
ということを覚えておきましょう。
FXのメリット・デメリット
【FXのメリット】
・少額から取引できる
少額資金でスタートできるところは
FXの1番の魅力でしょう。
株のようにまとまった資金を
準備しなくても取引が可能なのです。
レバレッジを使えば、
少額の資金で多額の投資資金を
動かすこともできます。
ちなみに、国内FX業者の場合は、
レバレッジを最大25倍かけられるように
なっていますよ。
・平日なら24時間いつでも取引が可能
株式投資の場合、
平日9~15時までしか取引ができませんが、
FXは平日24時間市場がオープンしています。
FXの市場が一番活発になるのは
ロンドン市場やニューヨーク市場がオープンしている
夕方から深夜にかけての時間帯なのですが、
夕方から深夜にかけての
時間帯なので、働きながらでも
挑戦しやすいのではないでしょうか。
・自由度の高い投資が期待できる
為替差益の出し方には
「安く買って高く売る方法」と
「高く売って安く買う方法」の
2パターンあるので、
基本的に買いでの取引が
メインとなる株式投資に比べると、
自由度の高い投資ができると言えます。
・手数料が安い
FXは取引にかかる手数料が
基本的に無料です。
たとえ有料のFX業者だった場合でも
外貨預金にかかる手数料の1/10程度です。
【fxのデメリット】
・何倍もの損失が出る可能性もある
レバレッジを使えば少額の資金で
多額の投資資金を動かすこともできますが、
反対に何倍もの損失が出る可能性もあります。
・常に為替が気になってしまう
FXを始めると、為替が気になって
仕方なくなるかもしれません。
トレードの負けはメンタルに
負荷をかけますし、
損失を取り戻すことに
夢中になってしまったりするものです。
仕事をしていても、チャートのことが
頭から離れなくなってしまったりするので、
それなりの精神力が必要となります。
まとめ
FXについてご紹介しました。
為替レートの変化を利用しながら
「お金の売り買いをする」というのがFXです。
興味があれば、
メリット・デメリットを理解した上で
挑戦してみてくださいね。