「ダウ平均株価」というワードを
聞いたことはありますか?
よくニュースで聞く言葉ですよね。
ダウ平均株価と聞いても、
あまりパッとしないのではないでしょうか。
そこで今回は、ダウ平均株価
について解説していきます。
Contents
ダウ平均株価とは?
ダウ平均株価とは、
アメリカのさまざまな業種の
代表的な銘柄を選出し、
平均株価をリアルタイムで公表する
「株価平均型株価指数」のことで、
正しくは「ダウ工業株30種平均株価」といいます。
ダウ・ジョーンズ社が1896年に
12銘柄による平均株価として開発したもので、
1928年からは現在の形である
「30銘柄」から計算した平均株価となっています。
優良株30銘柄としている点が特徴で、
構成銘柄の時価総額は713兆円に及びます。
東証1部全2059銘柄の時価総額は399兆円なので、
いかに巨大かがわかりますよね。
ちなみに、優良銘柄の30社には、
ウォルトディズニーやジョンソン・アンド・ジョンソン、
コカ・コーラなど、有名な企業ばかりが選ばれています。
【ダウ平均株価(2018年4月時点)】
・3M Company(スリーエム)…化学
・American Express(アメリカン・エキスプレス)…金融
・Apple(アップル)…IT
・Boeing(ボーイング)…航空機
・Caterpillar(キャタピラー)…重機
・Chevron(シェブロン)…石油
・Cisco Systems(シスコシステムズ)…情報通信
・DowDuPont(ダウ・デュポン)…化学
・Exxon Mobil(エクソンモービル)…石油
・General Electric(GE)…コングロマリット
・Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)…金融
・Home Depot(ホーム・デポ)…小売
・Intel(インテル)…半導体
・International Business Machines(IBM)…IT
・Johnson & Johnson…ヘルスケア
・JPMorgan Chase and Co.(JPモルガン・チェース)…金融
・McDonald’s Corp.(マクドナルド)…外食
・Merck & Co.(メルク)…医薬品
・Microsoft Corp.(マイクロソフト)…ソフトウェア
・Nike(ナイキ)…その他製品
・Pfizer(ファイザー)…医薬品
・Procter & Gamble Co.(P&G)…日用消費財
・The Coca-Cola Co.(コカ・コーラ)…飲料
・Travelers Companies(トラベラーズ)…保険
・United Technologies Corp. …航空・宇宙・防衛
・UnitedHealth Group(ユナイテッド・ヘルス)…保険
・Verizon Communications…通信
・Visa(ビザ)…その他金融
・Wal-Mart Stores(ウォルマート・ストアーズ)…小売業
・Walt Disney(ウォルト・ディズニー)…娯楽・メディア
ダウ平均株価は株価の平均値であるため
株価の高い銘柄の動きに大きく影響されやすく、
銘柄数が絞られていることから、
個別銘柄の影響を受けやすいという特徴もあります。
ダウ平均株価の推移
史上最高値:終値ベース – US$26,616.71 (2018年1月26日)
:場中最高値 – US$26,616.71 (2018年1月26日)
史上最安値:1896年8月8日 28.48ドル -0.18ドル
最大の上昇幅:2008年10月13日 9,387.61ドル +936.42ドル (+11.08%)
最大の上昇率:1933年3月15日 62.10ドル +8.26ドル (+15.34%)
最大の下落幅:2018年2月5日 24,345.75ドル -1175.21ドル(-4.60%)
最大の下落率:1987年10月19日 1,738.74ドル -507.99ドル(-22.61%)
今年の1月26日には史上最高値を更新しています。
トランプ大統領がTPPに対して
前向きな発言をしたことなどが
良い流れを作ったとも言われています。
まとめ
ダウ平均株価についてご紹介しました。
意味がわかれば、よりニュースなども
理解できるようになるのではないでしょうか。